Ubuntuまみれ
OLPCにUbuntuを入れようと思い立ったが吉日。早速行動を起こすも、やはり一筋縄じゃいかない。
OLPC wikiの情報を元に、まずはUbuntuがインストールされたマシンを予め用意する所から始まる。Ubuntuは幸いLiveCD版があるので、職場のPCをこいつで起動して、そこからXOのブートイメージの作成を行う。
しかし、これがまた何とも複雑極まりない。
まず、Ubuntuを起動した後に、その環境上でQemuと呼ばれるエミュレータを起動する。良く知らないだけども、フリーの仮想PCの類いらしい。この仮想PCに対して仮想ディスク上にインストールイメージを作成し、それをXOの起動イメージとして利用するという手順らしい。
夜、仕事が一段落したところでコレを開始したのだが、思いの外時間がかかる。まる1時間かかっても終わらなかったので断念して帰宅する。
ところが、帰宅後OLPC wikiを熟読し、リンク先などを辿って行くとなんとOLPC XO単体でUbuntuをインストールする手段を発見。さっさと寝ようと思っていたものの、気になって早速やってみる。
(参考ページ)
http://www.olpcnews.com/forum/index.php?topic=2240.msg21169
思いの他サクサク進んだところで、一つ壁にブチ当たる。ダウンロードしたUbuntuのイメージがなんか変。解説に書いてあるものと全く違う。
参考ページ上にあるリンクをダウンロードしてもて、数十キロバイト位しかなくて、明らかにOSイメージではない。
ダウンロードしたファイル名には~.torrentと書いてある...
あ〜これってもしや、BitTorrentって代物なのか?名前は聞いた事があるけど、実際に使った事も無ければ、観た事も無いので一瞬思案する。流石にこの業界にそれなりに居る身なので、直感で「コレはきっとP2Pのプロファイルで、何かしらのクライアントでダウンロードするのでは?」と当りをつけてググってみたら大正解。
TransmissionというMac用のBitTorrentクライアントをダウンロードしてきて、無事にダウンロードを完了する。
たかがUbuntuのインストールするだけで、コレだけ多くの事を学べるのかとちょっと感激。これがLinux学習の骨頂だと再確認。
無事にイメージファイルをダウンロード後、XOで展開。これに30分位かかる。その後は全く手順書通りにやって、全く何の問題も無くUbuntuのインストールが完了。
再起動後にUbuntuのブート画面が出て来た時には、うれしさよりもあっけなさの方が強い位であった。
これから日本語環境のカスタマイズでも始めようか。